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「遅れてすみません。今すぐ支度しますから」
彼女はベッドに横たわると「したく完了。お好きなように旦那様…」
とその身を投げ出す。
「お前、歳は幾つだ」「17…いえ18です、旦那様」
「私にはせいぜい12~13にしか見えないが」
「待って、お願い。抱いてください。じゃないと、
お金貰えないとマダムにムチで打たれます。嘘じゃないの」
彼女の背中には無数のムチの痕があった。
「なぜ娼婦などになった?」
「暗闇が怖くて…。私の父と母は泥棒に殺されました。
でもこの仕事、暗闇を一緒に過ごしてくれる人がいるだけ、ちょっと嬉しい」
なんてことだ。私は彼女に金と指輪を渡して帰した。
だが彼女は私を追って来た。
「お前の名は?」「エリザ」「エリザ、私と一緒に来るか?」
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